「つなぎ言葉のはたらきを知ろう」
「つなぎ言葉のはたらきを知ろう」は、光村図書の小4の教材で、接続詞の働きについて考えるもの。
「次の( )には『だから』『しかし』のどちらが入ると思いますか。また、それはなぜですか」というのが最初の問いで、次の2つの例文が載っている。
(1)雨がふりそうだ。( )、かさを持っていく。
(2)雨がふりそうだ。( )、かさを持っていかない。
なかなか面白い問いだが、教科書会社の「学習指導書」を見ても、この答えが載っていない。これは、
雨がふったら傘を持つのが当たり前だと思っているので、後に「かさを持っていく」がつづく(1)には、予想される「だから」が入り、予想とは反対の「かさをもっていかない」が後につづく(2)には、「しかし」が入る
というのが妥当だと思われる。
このように考えないと、次の課題を考える面白さが半減してしまう。