国語教育デジタルポートフォリオ

考えたこと、知り得たことをあれこれ記録

コーパスを利用した授業

コーパスとは、「言語研究に使えるようにあらかじめ整備された言語資料」をさす。具体的には、
・研究の範囲を決め、資料を収集する。
・利用しやすいように整備する。
ことがまず求められるので、索引付きの本文などもコーパスと言えなくもない。
また、今日的には、PCで検索できることが求められるので、合わせて、
・さまざまな形で入力されたデジタルデータであること
・さまざまな検索ツールで利用できること
も求められていると言っていいだろう。

これまで日本語コーパスといえば、「新潮文庫の100冊」や青空文庫、さまざまな研究者がネット上で公開しているテキストデータなどが利用されてきたが、国語国語研究所のBCCWJ(現代日本語書き言葉均衡コーパス)のWeb公開によって、教育現場などでも利用することが可能になった。

私自身は、web自体をコーパスとして活用したり、紙ベースで同様の学習を展開したりしてきた。
(つづく)