国語教育デジタルポートフォリオ

考えたこと、知り得たことをあれこれ記録

「アップとルーズで伝える」(4)

小学校4年光村図書「アップとルーズで伝える」(中谷日出)は、写真とともに読む説明文です。テレビのサッカー中継を題材に、映像には「アップ」と「ルーズ」があること、それぞれ伝えられることと伝えられないことがあること、そのために送り手は、伝えたい内容にあわせて、「アップ」と「ルーズ」のどちらかを選んだり組み合わせたりする必要があることを述べています。

文章の最後の方では、新聞でも「アップ」と「ルーズ」の違いを意識することが大切なことや、読者が送り手になったときにも、同じことを心掛けてほしいことが述べられています。

なので、本文中の写真や本文を読んだ後には、新聞や自分自身が送り手になったときについて考えさせたいです。

たとえば、自分たちの校外学習を一種の取材ととらえて、写真をどのように選択するかそこにどんな説明を加えるかを考える活動など、おもしろそうですね。あるいは組み合わせでもいいでしょう。

時数に余裕があるならば、ある記事内容について、同じ日の別の新聞がどのように取り上げているかを考えさせることも有効ですね。