小4「思いやりのデザイン」
光村図書、小学校4年生の教材「思いやりのデザイン」は、「アップとルーズで伝える」の練習教材という位置付け。なので、「アップとルーズで伝える」で、どんな授業展開をするかを考えることが大切。
今回はその詳細は省くが、両教材に共通するのは、非言語テキストを含んでいること。したがって、その扱いが重要になる。
そこで、「思いやりのデザイン」では、思い切って本文を読む前に、案内図A、案内図Bを見比べることから始めてみたい。
・案内図Bにスーパーマーケット、すし店、本屋、ホール、バス乗り場が書かれていない。
・案内図Bでは、中央小学校が赤で書かれていて目立つ。
・案内図Bでは、矢印や吹き出しがある。
・案内図Bの方が範囲がせまい。(線路の曲がりが表されていない)
・案内図Aは最も広い「中央橋」が表記されるが、案内図Bでは横の「東橋」。
このような読み取りがなされるであろう。その上で本文を読み、上記のような違いがなぜなされているのかを考えさせれば、児童は容易く、「思いやりのデザイン」の要諦に辿り着くであろう。